東日本大震災で被災した防潮林の再生を目指し、植樹活動を行う野田村の住民団体、のだ千年の松(坂本久美子代表)は3月8日、米国ニューヨークで現地の東北出身者らが開く震災追悼式に出席する。団体のメンバーや地元の高校生らが登壇し、震災の教訓や復興へ向かう村の様子をスピーチ。深く傷ついた地域を支えてきた世界からの支援に感謝し、再興への強い思いを発信する。

 坂本代表(61)と夫の充さん(60)が営む同村野田の民宿「苫屋(とまや)」で行われた追悼式の打ち合わせ。渡米するメンバーらがいろりを囲み、発表内容などを確認した。

 追悼式はニューヨークの日系人会館で実施。犠牲者に祈りをささげ、岩手、宮城、福島の代表が15分間スピーチする。坂本代表は、十府ケ浦海岸の約1万本の防潮林が津波で流失した村に新たな林を造ろうと、計600本の苗木を植えてきた活動を紹介。震災当時小学生だった同村の高校1、2年の女子生徒2人が経験や教訓を話す予定だ。