教育への新聞活用を推進する県NIE協議会(会長・田代高章岩手大教授)は22日、一関市の岩手日報社一関ビルでNIE実践交流学習会(県教委など後援)を開いた。全校で取り組む新聞スクラップや復興教育の実践例を紹介。教員ら約30人は児童生徒が楽しみながら学びを深められる新聞活用の効果を再認識した。

 全校での新聞スクラップは、胆沢中の渡辺政江教諭が発表。「記事について語り合うなど、友人、家族関係を深める」と学習以外の効果を報告した。担任を務める特別支援学級にも触れ「だんだん読めるようになり、会話を楽しみながら考えを深めている。ぜひ、スクラップに取り組んでほしい」と呼び掛けた。

 岩手大付属小の菅野亨副校長は、県教委の「NIE推進アドバイザーによる『新聞活用』出前授業」として、岩泉小2年生を対象に行った復興教育を紹介。「自由な気持ちで写真から分かることを引き出すようにした。見出しや記事などの文字情報は読み聞かせで補った」と低学年での新聞活用法を解説した。

 軽米・晴山小の関慶子教諭は「スクラップは記事選びから生徒が楽しみ、学ぶことが分かった。参考にしたい」と収穫を得ていた。