県内は記録的な暖冬と「早い春」の影響が広がっている。累積降雪量(19日時点)は全16観測地点で平年を下回り、8地点が半分以下。除雪を担う業者は雪不足で「待機」の増加を嘆き、働き方改革や人手不足から来春以降の態勢維持への懸念が漏れる。スキー場も厳しい状況だ。平年より高い気温で野菜は生育が進み安値に。仙台管区気象台によると、東北地方は今後も暖冬が続く見込み。

 県によると、県管理道路の除雪出動回数は1日時点で、過去5年平均の67%ほど(速報値)。自治体にとっては経費削減だが、業者には打撃だ。盛岡市下太田の土木建設業上の島(熊谷英典社長)は24時間態勢の勤務を組むが、降雪がなく待機となった場合、出動分の売り上げがなくなる。熊谷社長は「待機でも夜勤明けは働かせられない。働き方改革を考えると、残業での対応も限界がある」と訴える。

 高い気温の影響で全国的に露地野菜の生育が良く、出荷量が増加。主に関東産が流通する県内でも値下がりしている。