雫石町と盛岡市の旅館・ホテル9施設が運営する同町の観光マネジメント会社いわてラボ(照井貴博社長)は、使い古した浴衣を裂き織りでリメークし、コースターとして再生する「温泉浴衣リノベ」プロジェクトに乗り出した。障害者を雇用し裂き織りを手掛ける盛岡市の企業と協力。観光と福祉の協働で伝統工芸を発信するとともに持続可能な社会へのアプローチを図る。

 温泉旅館では、傷や染みのため使えなくなった浴衣が1館当たり年50、60着ほど廃棄される。循環型社会への取り組みが急務となる中、限りある資源を有効活用するため東北の伝統の裂き織りに着目した。趣旨に賛同した同市の幸呼来(さっこら)Japan(石頭悦社長)は、盛岡さんさ踊りの浴衣やデニム生地を使い他社との共同企画も行ってきたノウハウがある。

 28日まで60万円を目標にクラウドファンディングも実施。コースター製作費などに充て、協力者にも贈呈する。県内のNPO法人が手掛けるホームページ「いしわり」(https://ishiwari.iwate.jp/pj/IswY0950710)で受け付ける。