陸前高田市気仙町の東日本大震災津波伝承館は震災から8年11カ月の11日、釜石市と大槌町の高校生による震災伝承活動報告会を開いた。生徒は津波体験を踏まえた伝承活動を紹介し、教訓を後世につなぐ思いを伝えた。

 約40人が来場。釜石高3年の佐々木千芽(ゆきめ)さん、洞口留伊さん、野呂文香さんは、昨年のラグビーワールドカップ釜石会場の観客に向けて伝承活動をしたり、釜石市の甲子小で防災授業をしたことを報告した。

 震災当時は小学2年生で、自宅が被災した大槌高復興研究会の佐々木結菜(ゆいな)さん(2年)は自身の体験を基に作った16ページの紙芝居を披露した。高台から見た火事や避難所の寒さ、学校から自宅に戻った友人を亡くしたことを等身大の言葉で語り「(紙芝居が)一人でも多くの命が助かることにつながればうれしい」と力を込めた。