野田村野田 広内 スエさん(80)

 東日本大震災から間もなく9年。自宅も再建し、何とかここまで来たと感じる。何もかも津波のせいにしたくないと踏ん張ってきたが、姉夫婦や親類を亡くした悲しみや悔しさは何年たっても変わらない。まきストーブにあたり、夫や友人とお茶を飲む時間が一番ほっとする。もし、大きな揺れが来たらすぐに高台に逃げるが、穏やかな暮らしを願うばかりだ。