東日本大震災10年を機に制作される舞台「岬のマヨイガ」の記者発表は7日、盛岡市鉈屋町のもりおか町家物語館浜藤(はまとう)ホールで開かれた。震災で傷付いた本県沿岸のまちを舞台に心の再生を描く物語。脚本、演出を手掛ける盛岡市ゆかりの劇作家、演出家詩森(しもり)ろばさん(56)は「人はつながることで生きていけるというメッセージが込められた作品。明日を生きる元気が出るようなお芝居を作りたい」と誓った。

 原作は2014年5月から15年7月にかけて本紙の子ども向け新聞「日報ジュニアウイークリー」で連載された児童文学作家柏葉幸子さん(67)=盛岡市=の小説。

 主役の1人で、妖怪たちとも心を通わせる不思議なおばあさんを演じる竹下景子さん(67)は東京からリモートで登場。「何が生まれるのかわくわくしている。岩手で稽古する日を指折り数えて待っています」と笑顔で語った。