県が盛岡市南青山町に整備していた東日本大震災の災害公営住宅「南青山アパート」(99戸)は7日完成した。

 これにより本県の5833戸をはじめ、宮城、福島など8県で計画されていた全2万9654戸(東京電力福島第1原発事故の被災地への帰還者向け住宅を除く)の整備が完了。来年3月の震災10年を前に、ようやく一区切りとなった。同2月中旬に入居を開始し、新たなコミュニティーでの暮らしが始まる。

 釜石市片岸町から盛岡市東安庭に移った佐々正弘さん(73)は、妻と娘の3人で暮らす予定。「待ちに待ってようやくという感じ。もう移り住むこともないので、落ち着いて暮らせるよう新たな生活を築いていきたい」と期待した。