久慈市侍浜町 横沼定置組合長 小向 石蔵さん(82)

 あの日は車の運転中に揺れに遭遇した。電柱が今にも倒れてきそうだった。漁船のことが頭をよぎったが、命には代えられない。1896(明治29)年の大津波で曽祖父が被害に遭っており、先祖の教訓が助けになった。秋サケの定置網漁は12月に入っても厳しいが、取れるときばかりではない。年内が勝負。組合員の頑張りが報われるよう見守っていきたい。