雫石町の盛岡セイコー工業(資本金20億円、林義明社長)は、非接触式の体温計の受託製造に乗り出している。2021年3月までに体制を増強し、当初の4倍に当たる月産2万個に増やす方針。新型コロナウイルスの感染拡大で需要が高まる中、岩手で磨いた高級時計の技術を医療分野に応用し、社会に貢献する。

 同社によると、体温計の大きさは10センチほど。体表から放出される赤外線エネルギーを捉えて体温を測る。精度が高く、誤差は0・2度前後。国内で流通している非接触式の体温計は日本以外のアジア製が主流で、1度以上の誤差が生じる商品もある。