2020.12.22

県南部、落雪事故相次ぐ 気温上昇でリスク増

屋根に積もった大量の雪を棒で払い落とす店員=21日正午、平泉町平泉
屋根に積もった大量の雪を棒で払い落とす店員=21日正午、平泉町平泉

 記録的な大雪に見舞われた県南部で、落雪による建物破損や除雪作業中のけがなどが相次いでいる。重大事故を防ごうと工場では軒下の立ち入りを制限する動きも。気温の上昇によって雪が解け始めればさらなる被害が懸念され、県や専門家は安全への備えを呼び掛ける。

 県のまとめでは、16日からの除雪作業中の落雪で一関市と奥州市で重傷2人、軽傷3人が確認された。一関市の保育園では落雪で窓が割れ、園児2人がけがを負った。

 一関市中央町の50代男性は雪の重みで自宅カーポートが倒壊。「大きな音がして家の外に出たら、車の屋根やボンネットがへこんでいた」と驚く。平泉町では21日、屋根からせり出した雪を住民らが落とす姿がみられた。