21日午前2時23分ごろ発生し、盛岡・薮川で震度5弱を観測した地震は、県総合防災室の同日午前7時半時点のまとめで、人的、物的被害は確認されていない。

 JR盛岡支社によると、山田線と花輪線の始発が速度を落として運行したが、30分以上の遅れは発生していない。

 盛岡市中心部では地震発生直後、月曜日の未明とあって行き交う人はまばらで、スマートフォンで地震の情報を調べる人の姿がみられた。同市菜園で業務中だった花巻市松園町のタクシー運転手の男性(68)は「車内で仮眠していたが、揺れに気がついて目を覚ました。地震が続いていて怖い」と身を縮めた。

 盛岡市大通のパブの店長の男性(39)は「発生時は営業中で、お客さんは10人程度。棚の食器や酒瓶がカタカタと揺れ、急いで入り口のドアを開けて安全を確保した。新型コロナウイルス感染症の影響でただでさえ街が寂しい中、災害が起こってほしくない」と不安げに話した。