全国でクマの目撃が相次ぐ本年度、本県の人身被害数が全国最多の24件26人(10月末時点)に上った。記録が残る1993年度からの県内最多を更新し、県は対策の一環で21年度(今年11月から来年10月)の捕獲上限数を過去最多の546頭に設定。ハンターの高齢化に加え、シカなどの鳥獣被害対応に人手が割かれ対応には限界も。識者は「中山間地域の衰退や森林荒廃などの地域課題を解決しなければクマ被害は減らない」と長期的な対策を訴える。

 県によると、本年度の出没数は10月末現在3144件で12年以降最多。26人が負傷するなど被害も深刻で、環境省のまとめでは人身被害は本県26人、新潟14人、福井と石川12人の順に多かった。