久慈署(熊谷秀一署長)は、久慈市内で発生した特殊詐欺被害を発表した。架空の料金を請求する手口で、同署管内の今年の特殊詐欺被害は初めて。

 同署によると、9月17日、同市の60代男性の携帯電話にNTTファイナンスを名乗り、「利用料金の確認がとれない」旨のショートメールが届いた。男性が記載された連絡先に電話すると、電話口の男が「利用料金が未納になっており、裁判所から通知がいく。今なら30万円で止められる」と電子マネーの購入を求めた。

 男性は同日、同市内のコンビニエンスストアで30万円分の電子マネーを購入。男にプリペイド番号を伝えた。男から「使途を聞かれても自分のために使う」と答えるよう指示されていたため、不審に思った店員も見破ることができなかった。

 その後、別の男から「他にも未納料金があった」などの連絡があり、数回にわたり計100万円分の電子マネーを買った。勤め先の同僚に事情を説明し、警察への相談を勧められ、詐欺と判明した。