「よんまんたい」。聞き慣れない響きが今も頭の片隅から離れない。

 7月、八幡平市を拠点に活動する写真家グループ「ザ・ブラードフォト」のイベントを取材した。盛岡市のアウトドア用品店と共催で、クイズ8問を解きながら店内の写真を見てもらう意欲的な試みだ。

 被写体はすべて八幡平市内の風景や植物など。全問正解で「八」幡平の認定が得られる。支局4年目、「負けられない戦いが、目の前にある」と意気込んで解答用紙を受け取った。

 「県境の見返り峠で撮影した写真は」など該当する作品を選ぶ内容。店内を行ったり来たり、時には固まったり。いっこうに埋まらない用紙、噴き出す汗。時間だけが過ぎていく。

 格闘すること1時間、答え合わせに挑む。4問正解の「四」幡平。グループの三浦学代表と顔を合わせ、にやりとされる。力ない笑顔しか返せなかった。

 不勉強を反省しつつ、多彩な表情を持つ自然の魅力に光を当てる人がいることに気付き、さまざまな見方を持つことの面白さを教えてもらった。

 できないことが多かった一年。同時に、工夫することの大切さや新たな気付きにも出合えた。

 とは言え、やはり四幡平は情けない。機会があればまた挑戦させてください。

(及川慶修)