コロナ禍 音楽で希望 地元若手4バンド、盛岡で30日ライブ

盛岡市のライブハウス、盛岡クラブチェンジ(黒沼亮介社長)は30日、同市内丸の県民会館で盛岡発4バンドのライブイベントを開く。いずれも全国流通の音源やツアーで活躍。地方でこれだけのバンドが一度に注目されるのは珍しく、今年はさらなる飛躍が期待されていた。だが新型コロナウイルス禍で音楽業界は苦境に追い込まれ、4組も活動を制限された。困難を極めた年の最後に感染対策をした上で集結し、新年へ希望の音を響かせる。
「感謝の気持ちを真剣に音楽で返したい。音楽の力で少しでも希望を見せたい」。同市を拠点に活動する「FUNNY THINK(ファニーシンク)」のボーカルギター金野一晟(こんの・いっせい)さん(22)は思いを語る。イベントには、岩手大出身で実力派バンドと共演し力を付けてきた「ジュニア・アルコール」、スマートフォンのCMにも採用された「サラウンデッド・バイ・エネミーズ」、変幻自在な楽曲が支持を広げる「ヨリミチ」が出演。
政府のガイドラインに従い、収容600人規模の会場の来場者を300人に抑え、各種感染対策を施して開催する。チケットはイープラスで購入できる。