4月に入社して半年間、報道部の県警担当を務めた後、秋に久慈支局へ異動となった。多くの出会いがある支局生活。取材分野も多岐にわたり、四苦八苦しながらも充実した日々を過ごしている。

 新型コロナウイルス感染症は久慈地域にもさまざまな影響を及ぼしている。先行きも見通せないが、そんな中、取材を通じて地域がひとつになる瞬間に立ち会うことができた。

 10月上旬、普代村で村民有志が企画した音楽イベント。「コロナ禍で落ち込む村を元気づけたい」と実行委の上神田敬二さん(47)は熱い思いを語ってくれた。昨年10月の台風19号災害からの復興の祈りを込めたものでもあった。

 当日、会場の普代駅前広場には多くの村民が訪れ、地元の和菓子店などが出店。普代中吹奏楽部の演奏の場も設けられ、村職員も応援に駆け付けた。途中からの雨も何のその。村一丸となった光景は忘れられない。

 その後、上神田さんが営む精肉店に伺ったところ、村側から「またやってほしい」との相談があったと打ち明けてくれた。

 久慈地域では、行政だけでなく、住民が旗振り役となったさまざまな活動が繰り広げられている。こうした人たちの熱量に負けじと、そのパワーを発信していきたい。

(高橋康)