五葉山=12月9日8時30分~
五葉山の霧氷!
報告:日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明

五葉山の避難小屋「石楠花(しゃくなげ)荘」の完成を見ながら、久しぶりの三陸の海を山の上から堪能してきました。
気温はマイナス4度、風は10メートル前後と、この時季としては、積雪もなく歩きやすかったです。
登山道の積雪は、8合目辺りから見られましたが、数センチというところでしょうか。
例年は9合目辺りから霧氷がきれいにでき、枯れ木に花を咲かせた状況になっているはずでしたが、ほとんど見ることはできませんでした。
霧氷が多く見られます黒岩方向へと進みました。登山道を横切る無数のニホンシカの足跡が見られ、また、大きなテーブルサンゴ状になった石楠花の花芽や葉芽が目立って見られました。
木々の枝にはまだ大きな成長は見られないまでも小さなエビの尻尾ができ始め、全体像として、淡く優しい桜の花が咲いたように見られました。
帰りに、石楠花荘に立ち寄ってみました。靴を脱ぎ二階へ上がりますと、先行者がいて、薪ストーブに火が入り温かく、とても助かりました。
なお、外の水場ではちょろちょろでしたが、水は出ていました。








