花巻のソウルフードをなくしたくない-。花巻市上町のマルカンビル大食堂を運営する上町家守舎(かみちょうやもりしゃ)(小友康広社長)は、来年1月から、同市双葉町のギョーザ店夜来香(イエライシャン、伊藤達夫オーナー)の経営を引き継ぐ。

 高齢のため畳もうとしていた人気店を惜しみ「大食堂ならさらに事業発展できる」と提案。創業以来65年にわたり市民に愛された味は受け継がれ、同店に加え大食堂での提供など新展開も思い描く。

 同店は1955年、伊藤オーナーの母ノブさん(2015年死去)が友人と2人で開業。ノブさんは41(昭和16)年、近所の菓子店関係者に誘われ中国山西省太原(たいげん)に渡った。菓子作りの傍ら通った食堂のギョーザを気に入り、独学で作り方を習得。帰国後に本場の味を市民に提供してきた。