2020.11.30

中心部の居酒屋 昼営業に活路 盛岡、コロナ禍で業態変え

昼に中華そばを提供するなかつか(右)と、甘味処をアピールするきのえね本店
昼に中華そばを提供するなかつか(右)と、甘味処をアピールするきのえね本店

 新型コロナウイルス感染症の流行で苦境に立つ盛岡市中心部の居酒屋などが、業態を変えて昼間に営業する動きが増えている。繁華街でのクラスター(感染者集団)の発生で夜の客足が遠のく中、本格派のラーメンを提供したり甘味処(どころ)を前面に打ち出したりと、活路を見いだすべくあれこれ知恵を絞る。

 盛岡市大通の居酒屋味勢(あじせい)は、ランチタイムになると「中華そば なかつか」に看板が変わる。休業を余儀なくされた8月、スタッフが県内のラーメン店に働きに出たのがきっかけ。12月24日まで100日間の限定で販売し、多いときで1日100人ほどが訪れる。

 街の人出は戻りつつあったが、今月に入ってクラスターが相次ぎ、市民の間で警戒感が強まる。岩手経済研究所の沢田茂地域経済調査部長は「新たな客層をつかむためにも客との接点を増やす工夫は大切だ」と説明。会食や遠出を控えるムードの中で、行政に対しては「苦境に立つ業界への支援を考える必要がある」と指摘する。

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