「考えられる感染対策は取ってきた。どこからウイルスが入ってくるか分からず、もどかしい」。県内初の福祉施設クラスター(感染者集団)発生が判明した24日、現場となった洋野町の介護事業所の関係者が岩手日報社の取材に発生時の状況などを語った。消毒や検温などを徹底し、利用者らに明らかな体調不調がみられない中で急転。「見えない敵」の侵入を防ぐ難しさを改めて露呈した。

 同事業所は高齢者のデイサービスなどを提供。関連で職員2人、利用者3人、家族3人の計8人が新型コロナウイルスに感染した。

 関係者によると、施設は約70人が利用登録し、職員は約20人。月~土曜の午前9時~午後4時ごろ、入浴の介助や昼食を提供していた。20日に保健所から利用者の感染確認が伝えられ、即日休業した。