2020.11.24

運転士の夢へ前進 万感再会 三鉄新入社員と写真家8年ぶり

8年ぶりに再会し、佐々木翔太さん(右)の「運転士になる」との夢実現へエールを送った中井精也さん
8年ぶりに再会し、佐々木翔太さん(右)の「運転士になる」との夢実現へエールを送った中井精也さん

 4月から三陸鉄道(中村一郎社長)で働く宮古市田老の佐々木翔太さん(18)は23日、同市宮町の宮古駅で、鉄道写真家の中井精也さん(53)=埼玉県在住=と交流した。中井さんが東日本大震災翌年の2012年に、当時10歳だった佐々木さんを撮影して以来8年ぶりの再会。2人で語り合った「運転士になる」との夢へ前進している佐々木さんを祝福した。

 三鉄は1984年の開業にも立ち会った中井さんにとって、作風に影響を与えた思い出深い路線。震災前から撮影を続けているが「震災を名声を得る手段にしないで」との批判もあったという。

 今回の再会に、中井さんは「岩手で撮影することに葛藤があったが、喜んでもらえて写真家冥利(みょうり)に尽きる。いつか(佐々木さんが)運転する列車に乗りたい」と目頭を押さえた。

 佐々木さんは現在、車掌として列車運行に携わり、運転士になるために研修を重ねている。「遠くから自分を応援してくれる人がいることがうれしい。地域の方々の役に立つ運転士になることを目標に勉強する」と誓った。

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