1年近く壊れたままだった盛岡市中央通の「バス停『啄木新婚の家口』のベンチが直った」との情報が特命取材班に寄せられた。取材を進めると、バス業界の窮状を知った企業が所有者の県バス協会へ、ベンチを寄贈していた。

 贈ったのは、公園の遊具や街の案内板などを扱うメーカーの県内事務所の担当者。壊されてしまったベンチを以前納品した業者でもあり「自社の製品だし、なかなか直らない状況を何とかしたい」と思っていた。

 寄贈を働き掛けた担当者は「啄木新婚の家は観光地。最近は修学旅行生も訪れると聞き、盛岡のイメージが悪くなるといけないと思った」と振り返る。

 同協会は「善意で寄付をいただき本当にありがたい。これからもバスを走らせることで街の魅力発信につながるよう努めたい」としている。