3連休、県民警戒 繁華街の人出まばら、にぎわう温泉や行楽地

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で迎えた3連休初日の21日、県内では政府の需要喚起策「Go To トラベル」の影響でにぎわう温泉や行楽地があった一方、飲食店や繁華街の人出はまばらだった。感染を危惧する県民が遠出や外食を控える傾向がみられた。
同日夜の盛岡市大通では市内の飲食店でクラスター(感染者集団)が発生した影響もあり、人通りは少なく、臨時休業を知らせる貼り紙も目立った。
一方で、GoToの恩恵を受ける地域も。山田町船越の三陸山田かき小屋は、内陸部からの予約キャンセルが相次いだが、県外客が増加傾向。かき小屋を運営する町観光協会の沼崎真也事務局長(47)は「県外での認知度の広がりはありがたい」としつつ、感染対策に気を配る。