東日本大震災の復興支援が縁で陸前高田市に移住した坪井奈穂美さん=愛知県日進市出身=が、陸前高田市の海水を使った製塩に取り組んでいる。塩は同市の姉妹都市である米カリフォルニア州クレセントシティ市の企業がチーズの加工に使い、益金を両市の若者の交流に役立てる構想。坪井さんは「子どもたちが世界とのつながりを実感し、将来に希望を持つきっかけになればいい」と願う。

 製塩にはまきストーブを使い、ろ過した海水を数日かけて鍋で煮詰めて徐々に水分を蒸発させる。月内に約11キロを作って届け、クレセントシティ市の加工会社がチーズを製造。震災の津波で流出し、同市に流れ着いた高田高の実習船「かもめ」にちなんだ「KAMOME」の名で2021年冬に現地で売り出す予定だ。