花巻市が整備に向けて検討を進めている新花巻図書館について、上田東一市長は12日、当初構想で掲げていた新図書館と賃貸住宅の併設案を白紙に戻す方針を示した。市民の意向を反映させようと実施したワークショップ参加者へのアンケートで、賃貸住宅整備を望む回答がゼロだったことなどを考慮した形となった。

 賃貸住宅併設案は、1月に複合施設整備事業構想で公表。市民の議論を呼んでいた。建設候補地について上田市長は「(花巻)駅前で進めたい気持ちは正直ある」と話し、まなび学園周辺は安全のため歩道を整備する必要があり、整備に8年程度かかるとした。市は用地購入の可能性を探っており、JR側が協議に応じる方向とも説明した。