栗駒国定公園・焼石連峰(奥州市)=10月31日7時45分~
今季初の岩氷!
報告:日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明

本日は好天の予報、土曜日、中沼駐車場7時半、既に10台余りの車がありました。半分以上は県外車でした。
紅葉は既に、ダム湖周辺にまでおよんでいました。本日は山頂部の積雪の状態、霧氷や岩氷が見たくて、心はやる気持ちを抑えながら入山いたしました。
中沼や上沼、銀明水などは、既に落葉して冬枯れの状態です。そこに前日の積雪が薄らと辺りを白く染めていました。
溶岩台地の低木の枝先には、エビの尻尾状態で水木団子を付けたような雰囲気を漂わせていました。気温の高まりと合わせて、シャラシャラと優しい音をさせながら落下するさまを見ることができました。
また、岩には西風の風の流れがそのままにエビの尻尾状に岩氷となり、複雑な文様が前衛アートを見ているようでした。今年初めての積雪を美しい画像として見ることができ、ラッキーでした!帰路に着く頃には気温が高まり多くは落下していきました。
この時季、登山道の規制ロープを外してありますが、木道や登山道を大きく悦脱して歩いた跡があちこちで見られました。春咲く花たちは既にこの季節には花芽を持ち、ロゼット状に葉を伸ばし準備する姿があります。そこを踏みつぶしていました。山を楽しむ一人として、とても残念な思いが致しました。
本日は、目前にミソサザイ、アトリ、ウソ、カケス、カモ類を観察することができました。








