2020.10.09

景観重要樹木 大半が老木 盛岡市指定、求められる安全対策

枯れていることが分かり、伐採が検討されている盛岡市景観重要樹木「岩手女子高校のエゾエノキ」
枯れていることが分かり、伐採が検討されている盛岡市景観重要樹木「岩手女子高校のエゾエノキ」

 盛岡市大沢川原にある市指定の景観重要樹木「岩手女子高校のエゾエノキ」が枯れていると、岩手日報社の特命取材班に読者から情報が寄せられた。中津川沿いの市道と同校敷地の境界にある樹齢約260年の巨木。倒木の危険があるため、同校は市との相談を進め、今後伐採する方針だ。景観重要樹木は市内に51カ所あるが、いずれも老木。9月には別の場所で倒木もあり、景観と安全に配慮した対策が求められる。

 直径約3メートル、高さ15メートル超のエゾエノキは同校敷地の南側にある。同校によると、木は毎年、青々とした葉を付けていたが、今年は枝に若葉が付かなかった。樹木医の調査で、幹や枝の腐敗が進行し完全に枯れていると判明。安全のため、伐採する方針で検討を進めている。

 景観重要樹木は▽良好な景観を形成▽道路、公共の場所から見られる▽高さ10メートル以上-などの条件がある。このため多くは学校や道路の近くにある巨大な老木。枯れると指定解除になり、所有者が伐採することになるが、費用は高額だ。

 市景観政策課の下田真備(まきび)課長は「景観重要樹木は毎年樹木医に依頼して調査している。倒木の危険が高い木は所有者に知らせ、適切な対応をお願いしている」と説明する。

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