ボート男子で2024年パリ五輪を狙う18歳のホープがいる。紫波一中出身で福井・美方(みかた)高3年の菅原陸翔(りくと)は、中止となった全国高校総体の代替大会として9月20日まで大阪府立漕艇センターで開催された全国高校選手権特別大会のシングルスカルで優勝し「やってきた練習が正解だった」と初々しく笑った。

 上背は約190センチと欧米の選手にも引けを取らない。優れた瞬発力と長い手足を生かしたこぎが魅力で、決勝はプラン通りに後半に逆転した。

 親元を離れてでも「やるからには一番いい環境で」と全国屈指の強豪の美方高へ。近くにある福井県立久々子湖漕艇場は鍛錬には申し分なく、力を伸ばした。来春進学予定の大学でもレベルアップを誓い「まずは日本のトップに」と夢はどんどん広がる。