2020.10.31

震災体験伝える自作紙芝居 大槌高生、地元中学生に初披露

母校で防災紙芝居を読み聞かせる佐々木結菜さん。生徒は集中して耳を傾けた
母校で防災紙芝居を読み聞かせる佐々木結菜さん。生徒は集中して耳を傾けた

 大槌高(瀬戸和彦校長、生徒147人)の復興研究会メンバー5人は30日、大槌学園(松橋文明学園長、児童生徒621人)を訪れ、東日本大震災時の体験を基に作った紙芝居などを披露した。地域の子どもたちに語り継ぎたいとの思いで作製した紙芝居だったが、地元中学生に読み聞かせるのは初めて。教訓をつなぎ、震災伝承への気持ちを新たにした。

 佐々木結菜(ゆいな)さん(3年)が紙芝居「伝えたいこと~あの日、私は小学2年生だった~」を披露。町をのみ込む津波の光景や避難所生活での心情の機微など、実体験を反映した内容に7年生約70人は聞き入った。

 同学園の三浦撞真(とうま)さんは「当時の記憶は全くないが、大人になったら子どもたちにも伝えたい。地震があったら、自分のことを考えて生きようと思った」と意識を高めた。