釜石市片岸町 主婦 佐々 光子さん(81)

 東日本大震災時は間一髪のところで津波を免れた。海が見える高台まで避難しなければいけないとつくづく思った。財産は失ったが、仮設では皆さんのおかげで不自由なく暮らすことができた。生まれ育った室浜は不便も多いが、一度離れたからこそ空気がこんなにもおいしいと気付けた。散歩が日課になり、週2日体操に通うのも今の楽しみだ。帰ってきてよかった。