薄暗い石室で、箱を開くと鮮やかな赤い柿。釜石市甲子(かっし)町では、甲子柿の里生産組合(藤井修一組合長)を中心に、特産の柿作りが最盛期を迎えている。

 組合員で同市甲子町の農業藤井了(さとる)さん(74)は、妻のサエ子さん(75)とともに今月上旬、柿の収穫を始め、甲子柿作りに乗り出した。柿を丁寧に磨いて余分なヘタを取り、箱に収めて室温20度前後の石室の中へ。渋を抜くため1週間煙でいぶすと、真っ赤に色づいた甲子柿に仕上がる。

 道の駅釜石仙人峠や市内のスーパーなどで販売。24日は盛岡市菜園のらら・いわて盛岡店で甲子柿販売会(同組合主催)が開かれる。