県ILC推進局の高橋勝重局長は16日の県議会決算特別委員会で、文部科学省ロードマップへの国際リニアコライダー(ILC)計画の申請を取り下げた高エネルギー加速器研究機構(KEK)に対し「事前相談など丁寧な対応ができないかと伝えた」と述べた。

 KEKは2月28日に申請したが、3月27日に取り下げ、一連の経過を9月になって公表。高橋局長は「結果として地元で大きな不安が生じた。KEKには(重要な動きは)今後、速やかに公表できないかと述べた」と説明した。

 取り下げの理由について、KEKは申請直後、ILC建設の準備を担う国際推進チームの設置方針が決定。国際協力態勢が進展し、申請内容と現状に違いが生じたとした。山内正則機構長は8日、東北ILC推進協議会が開いたオンライン講演会で「半年近く公表せず、大変迷惑と混乱をかけておわびする」と述べた。