奥州市前沢生母の山中で4月、一関市萩荘の医療事務員の女性=行方不明当時(36)=の遺体が見つかった死体遺棄事件は15日、会社員の夫(37)=平泉町平泉=の逮捕で急展開を迎えた。容疑者は職場や地元では真面目でおとなしい性格として知られ、夫婦仲の良さを周囲に語っていただけに、女性の殺害をほのめかしたとされることに動揺が広がった。

 「優しく物静か」-。容疑者を知る同級生や実家周辺の人たちは口をそろえる。幼稚園時代から交流が続く平泉町の男性(37)は夫婦仲の良さを感じ「(容疑者が)のろけ話をすることもあった」と首をかしげる。自宅前で取材に応じた容疑者の父(66)は「潔白と思いたい」と無実を信じた。

 女性の遺体が発見された現場は、標高約450メートルの人里離れた山あい。15日は車通りも少なくひっそりとし、県道沿いには、花や菓子が手向けられていた。