生産者とシェフのつながりを強める
リレーエッセイ イワテライフの楽しみ方
渡邉里沙さん第2回(全2回)

食材販売の約8割は、東京を中心とする飲食店です。そこで私たちは、単なる食材販売にとどまらず、生産者とシェフをつなぎ積極的にコミュニケーションがとれる環境をつくったり、産地での体験イベントを開いたりして、つながりづくりに取り組んでいます。
飲食店は現在、コロナの影響を受け大打撃。中には閉めざるを得ないお店もありました。そのような苦境下でも私たちから食材を購入し続けてくださることに、感謝しかありません。その想いに私たちも応えようと、飲食店が作る加工品の販売のお手伝いや食材フェアの開催など、少しでも販路を広げ集客ができるような活動をしています。
11月は盛岡市の事業「岩手・もりおか食材フェア」を受託し、市内と全国の飲食店で開催予定です。コロナの影響で中止していたシェフの産地訪問も、9月から再開しました。食材がどのような環境で育っているかを知り、生産者の想いを直に共有する機会をつくることで、つながりを強め、継続的に使っていただけるよう取り組んでいます。コロナ禍が落ち着いたら、食に関するイベントも再開したいと思っています。
さまざまな困難はありますが、岩手の食材をさらに多くの人に食べてもらえるよう、その魅力を今後も伝えていきたいと思います。
今月の人 渡邉里沙さん

販売サイト:www.olahono.com