2020.01.07

災害時、発電機届けたい 都内の高校生、スマホ検索システム開発

スマートフォンなどで現在地(画面右の青い地点)から非常用発電機がある場所(左下の赤い地点)までの経路が分かる
スマートフォンなどで現在地(画面右の青い地点)から非常用発電機がある場所(左下の赤い地点)までの経路が分かる

 昨年9月の台風15号で大規模停電が続いた千葉県では、県が備蓄する非常用発電機の半数以上が使われず問題になった。「スマートフォンを使い、発電機がどこにあるか分かるシステムを開発した。災害時に有効活用してもらえるのでは」。東京都内の高校生から、東京新聞にそんな提案が届いた。授業で学んだ知識と技術を生かし、必要な場所に発電機を届けるためのリヤカーも製作した。

 開発したのは、東京都港区の東京工業大付属科学技術高システムデザイン・ロボット分野3年の須藤英公(ひでたか)さん(18)ら4人。仕組みは、衛星利用測位システム(GPS)を活用。行政などの発電機にGPSの通信機器を取り付け、置いてある場所を1台ずつインターネット上で表示。停電が発生すると、ツイッターに自動的に発電機の位置情報を検索できるページのリンクが投稿される。現在地から発電機の場所までの経路も表示される。

(東京新聞提供)

 

本県は調達巡り災害時協定進む

 本県では、非常用発電機は各市町村が備蓄、運用しており、発電機の位置が分かるシステムはない。

 県はDCMホーマック(札幌市)やコメリ災害対策センター(新潟市)などと災害時の協定を結んでおり、市町村の発電機が足りない場合は、県内のホームセンターなどから調達する。このほか、昨年9月には盛岡市と医療用ガス製造の北良(北上市)が人工呼吸器の充電用電源、同12月には紫波町と岩手三菱自動車販売、三菱自動車工業が電動車両を貸し出すなど、各市町村が独自に協定を結んでいる例もある。

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