県内の魚市場は4日、2020年最初の営業日を迎えた。昨年はサンマや秋サケなど基幹魚種が記録的な不漁に見舞われたが、マイワシやサバ類の好調が下支えし、県内魚市場の総水揚げ数量は2年連続で10万トン台をキープ。東日本大震災からの復興には基幹産業の漁業振興が欠かせず、関係者は「今年こそ大漁を」と願う。

 大船渡市大船渡町の市魚市場では、午前6時ごろ定置網船が水揚げを始めた。例年は秋サケの水揚げが続く時季だがこの日はほとんど姿がなく、マイワシやサバ、ブリの幼魚など計27トンが水揚げされた。同市三陸町越喜来の脛崎(すねざき)漁場で操業した第五正伸丸の秋田克由副大謀(46)は「今年はとにかく多く取りたい。月曜日から本格的に水揚げするから見ておいてよ」と前を向く。