県内でも新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に警戒を強めている。花巻市の花巻空港には29日、上海からの搭乗客がマスク姿で到着し、検疫官が発熱の有無を入念にチェック。県は盛岡市内で医療機関の連絡会議を開き、県内で感染の疑いがある人を把握した場合の対応を確認した。

 上海発の定期便は同日午後2時ごろ花巻に到着し、乗客50人が降り立った。当初は89人が搭乗予定だったが、当日のキャンセルが相次いだ。中国が海外への団体旅行を停止した影響とみられる。

 県はホームページでマスクの着用や手洗いなど予防を周知。岩手医大の桜井滋感染制御部長は「対策は基本的にインフルエンザと同じ。ウイルスはアルコールに弱く、手指の消毒をしっかりしてほしい」と呼び掛ける。