オーストラリアで続く大規模森林火災の被災地を支援しようという動きが、今夏の東京五輪・パラリンピックで同国の「復興ありがとうホストタウン」を務める釜石市で広がり始めている。ラグビーを通じた交流を継続してきた同市は、市施設での募金を開始。児童生徒による街頭募金活動に向けて調整する。東日本大震災を機に生まれたつながりから個人的に寄付を募る人もおり、「恩返しの輪」が拡大しそうだ。

 市の募金箱は市役所や市内8地区の生活応援センターなど計11カ所に設置。同市では震災時、釜石シーウェイブスに在籍した元オーストラリア代表のスコット・ファーディーさん(35)が避難勧奨があったにもかかわらず、救援物資の運搬などに奔走した。震災後は同市の姉妹都市、愛知県東海市が行う海外体験学習事業で中学生が現地を訪問するように。青少年を中心に交流が続く。

 釜石市は募金箱、口座受け付けに加え、渡航経験のある中高生による街頭募金も予定。3月末まで募り、在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所を通じて、支援を行う公的機関・団体に送る予定だ。問い合わせはラグビーワールドカップ2019推進本部事務局国際交流センター(0193・31・1173)へ。