【東京支社】2月に開幕する第70回ベルリン国際映画祭で、若者が出演する作品が対象のジェネレーション14プラス部門に、大槌町浪板にある風の電話がモチーフの映画「風の電話」が出品される。

 幼い頃に東日本大震災で家族を亡くし、広島県に住む伯母の家に身を寄せる同町出身の高校生ハルが、古里を目指して旅する作品。17歳のハルをモデルとしても活躍する若手女優モトーラ世理奈さんが演じ、西島秀俊さん、西田敏行さん、三浦友和さんら豪華俳優陣が出演している。監督は諏訪敦彦さん。

 諏訪監督は「伝統ある映画祭に『風の電話』のささやかな祈りが届いたことに感動している。同部門は10年ぶりの参加だが、(前回は)青少年の熱気に包まれた素晴らしい体験をした。日本人少女ハルの心が、ヨーロッパを生きる彼らとどのような出会いを生むのか想像し興奮している」とコメントしている。映画は24日から全国公開する。