国際リニアコライダー(ILC)誘致を目指す東北ILC準備室(室長・鈴木厚人県立大学長)は19日、奥州市水沢字聖天の水沢地区センターで住民向け解説セミナーを開き、環境への影響などを説明した。

 約20人が参加し、高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)の道園真一郎教授ら研究者が解説。

 道園教授は、実験で発生した電子と陽電子のビームを吸収するビームダンプの仕組みや加速器の安全装置について▽放射性物質のトリチウム(三重水素)が蓄積されたビームダンプの水は河川に排出せず、内部で循環させる▽地震や停電時には加速器を停止させる-などと述べた。

 来場者からは「誘致の可能性はどの程度か」「地震や地殻変動が頻繁に起こる中、本当に安全なのか」などと質問が出た。

 一関市でも開催した。