「7月の参院選比例代表で、雫石町の無効票率が異常に高かったのはなぜ」と、同町の20代男性が特命取材班に疑問を寄せた。確かに同町の無効票率は21.36%で、県平均の6.15%よりはるかに高かった。町選管は、町議選を同時に行ったため有権者が戸惑った恐れがあると分析。8日は知事選、県議選の投開票日。一票が無効にならないよう注意したい。

 同町では今回▽参院選選挙区▽同比例代表▽町議選-を同時に実施。参院選比例代表の投票率は69・22%で、3年前の前回から約13ポイント増加した。

 町民にとって身近で関心の高い町議選と同時だったためとみられ、県内一の伸び率だった。投票者総数は1万17人で、有効投票は7877票、無効は2140票だった。

 比例代表の投票用紙は候補者名か政党・政治団体名を記入する形式だったが、無効票の内訳は何も書かなかった白票が4割で、政党名でも候補者名でもない名前を書いたものも4割あった。前回の無効票率は約7%だった。

 今回、同様に市議選が重なった久慈、滝沢両市も無効票率が10%台となり、前回より高かった。

 町選管の米沢康成書記長は「町議選のために訪れたが、国政、比例にはなじみのない人もいたのではないか。選挙や投票を分かりやすくするため工夫しながら啓発に努めたい」と話している。