一関市藤沢町黄海の館ケ森アーク牧場(橋本晋栄社長)は、レストランなどで提供していたプラスチック製ストローを、牧場内で栽培している無農薬有機小麦の茎を使った手作りの「麦わらストロー」に切り替えた。国際的な問題となっているプラスチックごみの排出削減策の一環として、年間約3千本のプラ製ストローの削減を見込む。懐かしむ高齢者の一方、物珍しげに使う若者もいて好評を博している。

 「ストロー」はもともと、英語で「麦わら・straw(ストロー)」を意味する。麦の穂を切り取った残りの麦稈(ばっかん)は空洞で、日本でも明治時代から戦後にかけては麦わらストローが生産されていた。

 同牧場では橋本志津牧場長(70)のアイデアで麦わらストローの利用を昨年秋から開始。約8ヘクタールの敷地で無農薬有機栽培で育て、夏に収穫した小麦の麦わらを手作業で掃除。カット、消毒、乾燥を経て、ストローに加工する。無農薬有機栽培の麦わらストローは珍しいという。