東日本大震災の資料や震災遺構などを展示している大船渡市三陸町越喜来(おきらい)の震災伝承施設「潮目」の中にある元仮設店舗のプレハブ「BAR・ばハウス」が、環境省のみちのく潮風トレイルのコースを歩くハイカーらの休憩場所として静かな人気を集めている。

 カラフルな外観の同ハウスはトレイルコースに隣接し、常時無料で開放。冷蔵庫やガスこんろ、水道があり料理ができる。テーブルやいす、仮眠用の布団や毛布、仮設トイレもある。貯金箱に利用者が感謝の気持ちを込めてお金を入れていくこともあり、維持費などに活用している。

 同ハウスは同市大船渡町の理容室ニュー清水の仮設店舗を昨年移築。地域住民らの集いの場として親しまれている。今春から口コミで評判が広がり、これまでにハイカーら約20人が休憩などに立ち寄った。

 潮目を管理する大船渡市三陸町越喜来の片山和一良(わいちりょう)さん(68)は「潮目は人と人が交わるきっかけの場を目指している。気軽に使ってもらい、交流が地域に広がって越喜来の活性化につながってほしい」と呼び掛ける。