県は本年度、首都圏などに住む学生らに県内企業で短期間働きながら暮らしや文化を体験してもらう「いわてふるさとワーキングホリデー」を初めて展開している。夏季はベアレン醸造所(盛岡市)など17社が、今月までに約20人を受け入れ。仕事と生活環境両面の魅力を伝え、U・Iターン促進につなげる。

 同社は8~9月、首都圏の大学から学生2人を受け入れた。2人は受注から発送までの事務、商品の梱包(こんぽう)作業、ビール製造工程などを幅広く体験したほか、同市内の祭りへの参加や「よ市」でのビール販売にも取り組んだ。

 4日までの2週間働いた東京大法学部4年の宮下里彩さん(21)=横浜市=は「大学時代に出会える人は限られる。ビールで岩手を盛り上げている社員の思いを聞きたい」との思いから参加。就職先は決まっているが「ここで経験したことを多くの後輩、友人に伝え、将来の選択肢を広げてあげたい」と語る。