8月17日付の本紙に掲載された「街路樹に鳥の大群」を読んだ盛岡市津志田の住民から「ムクドリの大群への対策を教えてほしい」と、特命記者係に情報が寄せられた。同地区でも長年ムクドリが夜遅くまで大きな鳴き声を響かせ近隣住民を悩ませていたが、8月上旬ごろ突然姿を消した。専門家は、街路樹の剪定(せんてい)でねぐらを変えた可能性を指摘。ムクドリ対策の有効な対策と言えそうだ。

 現場は国道4号の津志田交差点から西側の市道沿いにある街路樹。夕方から空を黒く染めるほどのムクドリが集まり、「ジュリジュリ」という鳴き声を響かせていたが、ぱったりと聞かなくなった。市道沿いの民宿で働く佐々木ツヨ子さん(59)は「夜中まで鳴き声が聞こえたが、お盆ごろから急に音がしなくなった」と首をかしげる。

 市は街路樹の枝葉が伸びて通行に支障を及ぼさないよう、本年度内にケヤキ31本のうち老木や病気の7本を伐採、残りを剪定する計画。現場のケヤキも8月上旬に一部の枝葉を刈り取っている。

 日本野鳥の会もりおか(佐賀耕太郎代表)によると、ムクドリは餌場の近くで外敵から身を隠せる枝葉の生い茂った木々に集まる傾向がある。鳥が隠れられないよう枝切りしたり、野鳥が危険だと認識するような音を出したりすると寄りつかなくなるという。