宮古市は10月から始まる国の幼児教育・保育無償化で対象外となっている0~2歳児の保育料と、3~5歳児の副食費(おかず、おやつなど)を独自助成することを決めた。市議会9月定例会議に関連予算案を提案する。国の制度は3~5歳児と非課税世帯の0~2歳児の保育料が無償化の対象で、副食費は実費徴収される。市は安心して子育てできる環境整備と定住促進のため、より踏み込んだ完全無償化へとかじを切る。

 市によると、年収360万円以上世帯の3~5歳児約750人(3月末現在)の副食費を月額上限4500円で助成。同世帯の0~2歳児約430人(同)の保育料を無償化する。助成は来年度以降も継続する方針だ。

 年間経費(推計)は1億1900万円。市は保育料の3分の1負担、第2子は半額、第3子以降は無料とするなど独自の支援を実施してきたが、今回国による無償化で、この事業費が節約できることからより多くの世帯が恩恵を受けられる新たな支援策を決めた。完全無償化により、保育所や幼稚園、認定こども園など市内31保育施設の利用促進や母親の仕事復帰などの効果も期待できる。

 問い合わせは市こども課子育て支援係(0193・68・9084)へ。