第157回芥川賞を受賞した盛岡市の沼田真佑さんの小説「影裏(えいり)」が原作の同名映画が、来年2月14日から全国公開されることが決まった。同市出身の大友啓史監督がメガホンをとり、綾野剛さん、松田龍平さんが主演。国村隼(じゅん)さん、筒井真理子さんら主演以外の出演者も発表された。

 昨年夏、同市などでロケ撮影が行われ、7月末に完成。物語は、赴任先の盛岡で戸惑う「今野」(綾野さん)が、姿を消した元同僚で唯一の友人「日浅」(松田さん)を探すうち、日浅の人生の影が浮かび上がるヒューマンミステリーだ。

 日浅の父親で国村さん、今野の同僚の謎めいた女性で筒井さんが出演。中村倫也(ともや)さん、永島暎子さん、安田顕さん、平埜(ひらの)生成(きなり)さんも登場する。

 大友監督は「誰もが持つ影の部分、裏の部分に踏み込んでいく作品。役者たちの見事なアンサンブルと共に、自分の魂を作品の奥底に深くしのばせたつもり」とコメントを寄せる。