【韓国・機張(キジャン)で運動部・小田野純一】野球の18歳以下によるU18ワールドカップ(W杯)第5日は3日、韓国・機張で1次リーグが行われ、B組の高校日本代表はパナマを5-1の六回裏途中降雨コールドゲームで下し、4勝1敗で2次リーグに進出した。

 日本は二回に守備の乱れから先制されたが、直後に横山陽樹(栃木・作新学院2年)の中犠飛で追い付き、五回に石川昂弥(愛知・東邦3年)の3点本塁打で勝ち越した。雨が六回攻撃中に強まり、約1時間の中断後にコールドゲームとなった。

 B組は4勝1敗の日本と台湾、3勝1敗の米国の2次リーグ進出が決定。A組は韓国が勝ち上がった。

雨はねのけ投打で底力

 連敗は許されない1次リーグ最終戦で日本が底力を示した。右腕西純矢(岡山・創志学園3年)が試合をつくり、主砲石川昂弥(愛知・東邦3年)の3ランで勝ち越し。拙守で先制を許した悪い流れを吹き飛ばし、降雨コールド勝利で2次リーグ進出を決めた。

 1-1の五回、佐々木朗希(大船渡3年)、奥川恭伸(石川・星稜3年)の両エースがブルペンに入る。結果次第では1次敗退もあり、早めの継投も考えられた。

 佐々木のスイッチが入る。高めの直球が何度も捕手のミットをはじき飛ばす。ベンチではピンチに「集中」と大声で仲間を鼓舞。出番がなくても勝利を追い求めた。

 先発西の好投と佐々木らベンチの思いに応えるように打線がつながった。四回まで1安打に抑えられていたが、五回に森敬斗(神奈川・桐蔭学園3年)の三塁打をきっかけに2死一、三塁とする。4番石川がフルカウントから強振した打球は、その瞬間に分かる特大アーチ。ブルペンの2人も喜び合った。