宮古市から提供されるサンマが毎年人気を集める目黒のさんま祭り(8日、東京都品川区)について、山本正徳市長は3日、今年は宮古産の冷凍サンマの直送を検討していると明らかにした。サンマが不漁で水揚げが遅れているため。祭り直前までに確保できない場合の措置だが、サンマ産地としての伝統と真心は絶やさぬよう対応策を練る。

 同日の定例記者会見で説明した。同市は約20年前から毎年7千匹のサンマを直送。宮古の観光PRや、東日本大震災後は復興支援への感謝も伝えている。不漁で2013、16、17年は北海道に水揚げされたサンマを手配したが、今年は北海道も深刻な不漁。昨年漁獲し、冷凍保存していたサンマを提供する見通しだ。

 同祭りは毎年多くの都民が焼きたてのサンマを求めて行列をつくる人気イベント。出身者や震災後に同市に派遣された自治体職員、ボランティアらの交流の機会にもなっている。